高校「道徳」教育視察

2012年5月11日 (金)

茨城県は全国でもめずらしい、県立高校の「道徳」教育を必修としています。導入から5年が経つ中での状況を視察してきました。

はじめに那珂湊高校の「道徳」の様子を拝見しました。

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那珂湊高校では1年生の担任の先生の他、校長先生、教頭先生、他のゲストティーチャーが入れ替わりながら、それぞれの視点で「道徳」教育を展開しています。

県からのテキストを活用する授業、独自に映像等を活用する授業、先生が生徒に投げかけて、答えてもらいながらの授業、さまざまな授業スタイルがあるようです。

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続いては、日立商業高校を訪問しました。

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日立商業高校では社会科の先生が「道徳」教育を担当していました。1年間の「道徳」の時間を固定された担当の先生が展開していきます。

やはり、県からのテキストだけでなく、先生それぞれがテーマに合わせた素材を使って授業を行っているようです。あるクラスでは県からのテキストに加えて、新聞の切り抜きも活用していました。

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また、生徒の生の声を引き出すためにさまざまな工夫をされている様子も拝見しました。

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那珂湊高校、日立商業高校、ともに授業終了後には先生方との意見交換をさせていただきました。さまざまな意見が活発に出ましたが、共通して出てきた意見は「道徳」教育の進め方に大変苦労しているという話です。

「道徳」はほとんどの先生にとっては専門外です。導入から5年経つ中で、「道徳」教育の中身を充実させていくための知恵が必要だと感じました。

また、その他にもさまざまなご意見をいただきました。熱心に取り組んでいる先生方だからこその意見だと実感しました。私の中でもしっかりと整理して、今後の参考にさせていただきます。

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